『出店場所の選択』は、『需要と供給の分析』を実施する
店舗ビジネスの場合、出店場所は非常に重要です。
通常フランチャイズ企業では、
立地選び専門の部署があります。
それぐらい店舗ビジネスにおいて立地は重要です。
立地は簡単には変更できない為、しっかりと選ぶ必要があります。
では、どのように立地を選択すべきか、その方法の一つを本日はお伝えします。
需要と供給の分析を行う
需要とは、ターゲット顧客の数です。通常、店舗ビジネスの場合、商圏というものが存在します。商圏とは、店舗に集客できる範囲(距離)のことです。
その商圏内のターゲット顧客の数が需要です。
一方、供給とは、競合の数です。その商圏内の競合の数が供給です。
分母が供給で、分子が需要です。1供給(1店舗)辺りの需要の数が多ければ多いほど、良い立地と言えます。
また、需要・供給分析をする場合、現在の数値のみでなく、数年先の予測も重要です。
例えば、小学生を対象にしたビジネスの場合、幼児の数を見れば、数年先の小学生の数の予測が立てれます。そのようにして、数年先の需要の数を予測します。
一方、供給の数としては、商圏内の商業施設の数などを見て、出店余地がどれだけあるかが参考になります。例えば、店舗周辺が住宅地であれば、今後、競合が増える可能性は低いです。
私のカフェの需要と供給分析
上記が私のカフェの立地です。大通りから中に入ってます。
私のカフェは、コンドミニアムとオフィスビルの中庭に位置します。
カフェの隣には語学学校があります。
オフィスビルは、現在も建設中で2割ぐらいしか稼働しておりません。オフィスの契約はすべて決まっております。
そこで、働く人は、現状300名ぐらいかと思います。
しかし、この1年以内に、オーストラリアとアメリカのコールセンターの入居が確定しており、そうした場合、常時2000人以上が出入りするようになります。
一方、供給は、私のカフェとカンテーン(フィリピン人対象のローカル食堂)が一つあるのみです。今後、これ以上お店が増えることはありません。出店余地がないためです。
つまり、需要は今後増えていきますが供給は増えません。また、今後フィリピン人の所得水準は高まっていくので、そういった意味でも需要(ターゲット顧客層の数)は高まります。
直近を見ると、あまり好立地ではありませんが、中長期で捉えた時、非常に良い立地だと思い決めました。
需要と供給の考え方は、事業選択にも利用できる
需要は、ターゲット顧客の数と述べました。現在、セブ島の日本人が行っているビジネスは、
フィリピン人を対象にしたビジネス、あるいは日本人を対象にしたビジネスです。
私が行っているのは、フィリピン人を対象にしたビジネスに入ると思いますが、
フィリピンは人口が増加し、経済も発展しているので、今後需要が高まっていく可能性が極めて高いです。
次に供給ですが、飲食店は、外資規制によって参入が難しいです。必ずフィリピン人のビジネスパートナーが必要です。その分、参入障壁が高いと言えます。
一方、参入障壁が低い事業は、参入がどんどん進み、競争が更に激しくなると思います。日系企業の海外進出は、経済産業省等の助成金制度も強化されてきており、今後ますます増える見込みだからです。
需要と供給の観点から、ビジネスチャンスが見えてくるかもしれません。
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