東南アジア(ASEAN)の国々から、ビジネスの地として、フィリピンを選んだ理由
私は、社会人を4年経験した後、経営大学院へ入学し、その時に東南アジアでビジネスをすることに関心を持ちました。
東南アジアは、経済成長・GDP成長率が高く、とはいえ、まだまだ未発展であり、ビジネスチャンスが多くありそうだと思ったからです。
関心を持った私は、まずは自分の目で見たいと思い、マレーシア、タイ、フィリピン、カンボジアへ視察に行きました。
その中で、フィリピンを選びましたが、その理由を述べていきます。
フィリピン人は英語力が非常に高い
フィリピンは、母国語(タガログ語)がありますが、小学生の頃から、授業はすべて英語で行われます。
また先生によりますが、学校内で英語以外を話したら罰金制度があるとのこと。その為、ほとんどのフィリピン人が英語を堪能に話します。
マイクロソフト等の米国企業のコールセンターは、フィリピンに設置されております。人件費が米国に比べて低く、英語スキルが非常に高いからです。
私のカフェがあるJDNスクエアの中にも、3つの米国系コールセンターが入っております。
また近年ですと、日本や韓国からの英語留学先としてフィリピンが注目されております。
フィリピンでビジネスをスタートすれば、英語でビジネスができます。タイやカンボジアでビジネスをスタートした場合、タイ語やクメール語を覚えないとビジネスはやりづらいと感じました。マレーシアは英語スキルが高いですが、人件費が既に非常に高いです。
人口ボーナスがASEANの中で最も長く続くのがフィリピン
人口ボーナスとは、wikipediaによると、労働力増加率が人口増加率よりも高くなり、経済成長を後押しすること、だそうです。
簡単に言うと、高齢者よりも若い世代が多い状態です。
これがフィリピンは2040年まで続くと予想され、ASEANの中で最も長く続きます。
ちなみに、日本は1990年、タイは2010年に人口ボーナスが終わり高齢化が進んでいます。
またフィリピンは平均年齢が23歳と非常に若いです。実際に、フィリピンを歩くと若い人だらけです。
若い世代が高齢者よりも圧倒的に多く、国として非常に勢いがあります。購買意欲が高く、僅かな給料にも関わらず、多くの若者がアイフォンを持ち、スターバックスのコーヒーを飲んでいます。国民が今後も経済が発展していくことを実感しており、お金を貯める、という事をあまりしません。
それらを見て、フィリピンは今後も急発展が続きそうだと感じました。
日系企業の進出増加が今後も続くと予想される
上記の理由に加えて、フィリピンは、日本と時差が1時間で、飛行機で4時間で来ることができ、ASEANの中で最も日本から近い国です。現在では、東京、大阪、福岡、名古屋から直行便があります。
そのため、日系企業のフィリピン進出が今後も進むと考えました。
実際に、現在(外務省の2015年調査データ)、フィリピンに拠点を置く日系企業数は1521企業で、ASEANの中では、インドネシア、タイに続き3位ですが、昨年対比の増加数は261社で、インドネシアに続き、ASEANの中で2位となっております。
参考データ「http://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000086464.pdf」
私は、日系企業の東南アジア進出のコンサルティング業を、将来やりたいと考えております。そのために、中小企業診断士の資格も取得しましたし、現在フィリピンで華僑(中国系フィリピン人)の人脈構築に励み、カフェビジネスをしているのも、将来のその仕事の為の経験・知識を増やす為でもあります。
上記の理由により、私はフィリピンで起業することにしました。
なお、東南アジアの起業に興味ある方は、「起業副業.com」というブログも合わせて読んで下さい。
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